医院風景

医院玄関

庭先には、青みを含む藤色の薔薇ブルームーン、アスピリンのような白さとうたわれるアスピリンローズ、そしてご成婚に際して、英国王室から美智子様に送られたプリンセスミチコが咲きます。
医療機関が漂わせがちな冷たさを和らげられるよう、天井まで吹き抜けの空間を設けました。
院内では、<上履き>に履き替えていただきますが、毎日、清拭することはもちろんのこと、紫外線殺菌もしています。水鉢には、ニョロニョロに似たうー三代目がいます。

待合室

落ち着いた気持ちで、お待ちいただけるように、オムニバスのBGMも流しています。
オゾンを使った空気清浄機を設置しており、処置室にも、2台設置しています。オゾンの除菌力は、非常に強力ですが、対象を選ばず作用し、生花を枯らしたり、生ゴムを劣化させたりし、人体にも有害に作用します。診療中は、機械内部でオゾンと高機能多重フィルタによって、吸引した室内の空気を除菌・脱臭・除塵しています。フィルタで捉えた細菌もオゾンで分解します。処理が終わったオゾンは内部で酸素になり、清浄な空気が戻ります。併せて、プラズマクラスターなどと同様にマイナスイオンを放出しています。夜間など、人がいない状況で、処置室の2台と合わせた3台で、院内にオゾンを充満させて燻蒸し、浮遊菌、壁や天井、機械の裏側などの付着菌も除菌します。室内に充満させたオゾンは、その後、自動的に回収され、分解されます。
乾燥する冬期には、加湿による感染予防を加え、十分な湿度を保つようにしています。

廊下

壁には、リトグラフを掛けています。少しでも落ち着いていただけたら、との思いです。
置いてある身長計は、小学校時代を思い出させる、懐かしい木製のものです。
問診票などを記入するための机も、ちょっとシックです。

診察室

デリケートな内容も話しやすいように、心掛けています。
壁には、ジョン-エヴァレット-ミレイの絵画、オフェーリアを掛けています。
複製画ですが、非常に精密です。幻想的で、素晴らしいと思っています。
この部屋には、プラズマクラスターを置いて、空気の清浄を行っています。

化粧室

防音施行してあり、自動点灯・消灯、自動換気します。
ポビドンヨード剤のうがい薬と香水のような抗菌ハンドソープを常備しています。
1日2回、清掃をし、哺乳ビンの消毒にも使用するミルトンで清拭しています。小さいながら、プラズマクラスターを常時、作動させています。
壁に掛けているのは、日本の古地図 JOHNSON’s JAPAN (1862, Johnson and Ward, New York) のオリジナルプリントです。
NIPPON、JAPAN SEA などとプリントされています。

検査室

ここにも、プラズマクラスターを置いて、常時、作動させています。

16列 マルチスライスCT

高速撮影で多くの情報を収集できるため、見やすい画像で、全身の各臓器を多面的に検討できます。 さらに、被曝低減再構成をするため、放射線量が軽減されます。
脳卒中、頭痛、頭部外傷など脳の診断はもとより、肺炎・慢性閉塞性廃疾患・肺がんなどの肺疾患、他臓器の診断にもお勧めです。

X線写真撮影

確認と理解が容易と考えること、そしてスタイルを維持したいという思いから、昔ながらのレントゲン写真としてお見せします。
着衣の金属部などが、写ってしまう場合には、用意したTシャツに着替えていただくこともあります。

操作室

X線撮影において、開院時よりCRデジタル方式を採用しています。適宜、進歩に応じた機器を取り入れ、診断用モニター上で、画像の条件変更などによる検討も加えて、診断しています。
CTは、もともとデジタル情報から合成した画像ですが、通常のレントゲン撮影と同様に、診断用モニターで検討した上で、プリントしたフィルムとしてお見せしています。

車椅子

けがをされた方や、歩行が困難あるいは不安定な方のために、広くない院内での操作を考慮し、セミオーダーで小型の車椅子を用意しています。

処置室

この部屋で、検査のための採血や、点滴もします。

自動間欠牽引装置

ぎっくり腰、腰椎すべり症や椎間板ヘルニアなどによる腰の痛みを和らげるために腰の牽引を行います。シートに座り、ベルトを締めた後は、全自動で後方へ倒れ、脊柱の延長線上で効率よく牽引します。腰痛に対する神経ブロックに併せて行うことを提案します。

ホットパック

肩の痛みやこり、膝の痛みなどに、振動を与えマッサージしながら暖めることで、筋肉や関節をほぐし、血流を改善して、痛みを和らげます。

第2診察室

処置室の中にあり、縫合、小手術、傷の処置をしたり、検査の説明をしたりします。通常の診察も、ここでも行います。
外傷の処置や小手術の際には、高周波ラジオ波メスを使っての切開、切除、止血も行い、出血を減らし、リスクを減らして行うよう心掛けています。

第3診察室

処置室の一番奥にあり、芝生の庭に面しています。
オゾン空気清浄機を設置し、 パーティションにより区切られた空間です。
受付時に、伝染性の感染症が考えられる場合は、ここに移動していただきます。 時間的、空間的重なりをさけるため、 庭側から直接入っていただくこともあります。診察後、処方箋発行や会計などもここで済ませます。庭側から帰宅して頂くこともあります。
退室された後は、その都度、アルコール消毒を行い、抗菌・抗ウイルス作用をもつ可視光応答型光触媒『ルネキャット R』も併用し、院内感染の予防を心がけています。
通常時には、心電図検査、FORMを用いた動脈硬化の検査を行ったり、臥床が必要な外科的な処置や点滴にも使用します。